JIS配列キーボードでQuarkXPressのショートカットを使う アド・ピコでは全てのMacのキーボードをASCII配列に買い換えて使っていたのですが、経費節減ということでiMacの導入からJIS配列を使うことにしました。最近のMacには「Apple Pro Keyboard」という透明で結構綺麗なJIS配列のキーボードが付属してますしね(最初からASCII配列を選べなくも無いようですが、時代の流れでJIS配列に慣れておこうという意図もあったりして...)。ASCII配列に慣れた身としては使いづらいですけど、時間が経つにつれ慣れると違和感を感じなくなるもんです。 ところが問題が発生。QuarkXPressの一部のショートカットキーが使えなくなってしまいました。めったに使わないショートカットキーならまだしも、カーニング/トラッキング/文字の縦横比率/行送りなんかが使えなくなって不便極まり無し!。予期せぬ事態にTech情報を見てみると.... なんだか意味不明な言い訳とともに、答えはASCII配列のキーボードを使え!とのこと。バグならバグと認めればいいのに...。4.10r2Jに至っても改善しないとは...。困った会社です。 今さら一台15,000円のASCII配列のキーボードを買いたくないし...。せっかくJIS配列に慣れようと思ったのに...。ということで、別の方法で解決します。 - 材料1:QuarkXPress(3.31J/4.0J/4.1Jなど)
- 材料2:Quickey(米国CE Software社製)
Quickeyはとっても古くからあるソフトで(最初のリリースはSE/30ぐらいの時代だったような...)、マクロ用(一連の作業をまとめて実行するものでPhotoshopで言うところのアクションみたいなものです)として、AppleScriptよりも簡単に使える素晴らしいソフトです。作ったマクロには自由にショートカットキーを割り当てることができます。 ただいまのバージョンは5.0。最近はMac OS X版の開発に力を入れているせいか、バージョンアップは止まっています。というか安定度が高いのでバージョンアップが不要なのかもしれません。 余談ですが、去年(2000年末頃)までは株式会社SRA(http://www.sra.co.jp/ce/)が日本の総代理店として日本語版を出してました。が、しかし、これがとんでもない会社で途中で突然販売を終了して、日本のユーザを見捨てました。その他、CE社のQuickMail Proでは問題を解決しないまま店頭で古いバージョンを売り続けて、そして最後にユーザを見捨てるという始末。こんなひどい会社のソフトは買わない方が無難です。SRAが扱っていた初期の4th Dimensionの時もバージョンアップの遅さが目立ちましたけど...。 さて、Quickeyはマクロソフトですが、別に一連の作業を用意する必要は必ずしもありません。あるキーをあるキーで代用するということも簡単にできます。 ということで、この機能を利用してQuarkXPressのショートカットキーを復活させます。使えるようにするキーは以下のとおりです。 - ショートカットキーの詳細
- 文字の縦横比率:Command+]
- 文字の縦横比率:Command+Option+]
- 文字の縦横比率:Command+[
- 文字の縦横比率:Command+Option+[
- カーニング/トラッキング:Command+Shift+}
- カーニング/トラッキング:Command+Shift+Option+}
- カーニング/トラッキング:Command+Shift+{
- カーニング/トラッキング:Command+Shift+Option+{
- 行送り:Command+Shift+”
- 行送り:Command+Shift+Option+”
- 行送り:Command+Shift+:
- 行送り:Command+Shift+Option+:
- ハイフンとダッシュ:Command+=
- ハイフンとダッシュ:Command+Option+=
- 文字はQuarkXPressキーボードコマンドガイドの表記に合わせています。
- Commandキーは白リンゴキーのことです。
ただしこれら各キーを設定するためにもう一つ準備するものがあります。 「な〜んだ。結局ASCII配列のキーボードが必要なんじゃん」と思われないように、設定済みのファイルを用意してありますからご安心を。 でも一応、設定方法を以下に記します。 - 1:JIS配列のキーボードを接続したMacにASCII配列のキーボードも接続する
- 2:QuarkXPressを起動する
- 3:QuarkXPressが前面にある状態で(アクティブな状態)Quickeyの編集画面を開く
- 4:「Alias Keystroke」を選択する
- 5:「Key to Type:」にASCII配列のキーボードでキーを入力
- 6:「Keystroke:」にJIS配列のキーボードでキーを入力
- これは好み。入力したキーと表示が異なるけど気にしない。
- 7:Quickeyの編集画面を閉じて終了
設定後、JIS配列のキーボードでQuarkXPressのショートカットキーを試してみて、ちゃんと機能していればOKです。ショートカットキーが使えるようになると至極便利。Quickeyは安くないソフトですが、その他の用途にも便利に使えますから買って損はありません。でもシステムとの相性を確かめるために、CE Software社が提供しているデモ版で試してみるとよいでしょう。きっとQuickeyが買いたくなります。
QXP_jis_shortcut_keysのダウンロード Quickey 5.0用の設定済みファイルはこちらから.... - ショートカットキーの詳細
- 文字の縦横比率:Command+[
- 文字の縦横比率:Command+Option+[
- 文字の縦横比率:Command+@
- 文字の縦横比率:Command+Option+@
- カーニング/トラッキング:Command+Shift+[ 【{】
- カーニング/トラッキング:Command+Shift+Option+[ 【{】
- カーニング/トラッキング:Command+Shift+@ 【`】
- カーニング/トラッキング:Command+Shift+Option+@ 【`】
- 行送り:Command+Shift+: 【*】
- 行送り:Command+Shift+Option+: 【*】
- 行送り:Command+Shift+; 【+】
- 行送り:Command+Shift+Option+; 【+】
- ハイフンとダッシュ:Command+^
- ハイフンとダッシュ:Command+Option+^
- 【】内はQuarkXPressキーボードコマンドガイド的なシフトを併用した場合の表記です。
- 転載転記および再配布はお断りします。
- ASCII配列のキー位置と合わせているため(その方が位置的に使いやすいから)QuarkXPressキーボードコマンドガイドの表記と若干異なります。が、Quickeyの「Keystroke:」で自由にキーの組み合わせが変えられます。
- ファイルはStuffIt Expander 5.xなどでデコードしてご利用ください。
- 制作著作は私にあります。
■ QXP_jis_shortcut_keys.bin:MacBinaryエンコード版     
この設定ファイルをQuickeyで開いて、各設定内容をQuarkXPress側のQuickeyの設定にコピー/ペーストすれば、JIS配列のキーボードでもショートカットキーが使えるようになります。 |